2024年の振り返り
2024年、本当にいろいろなことがあった・・・。ここまでの人生で一番変化が大きかった一年だったかもしれない。
恒例の振り返りポスト。
事業
まずは会社関連について。一大イベントがあった。
M&A
2017年に創業した株式会社microCMSは2024年6月に株式会社エイチームにグループインした。
このやり取り自体は昨年から始まっており、今年の前半は主にDD(Due Diligence)、後半はPMI(Post Merger Integration)をしてきた一年間だった。
「オープン」を掲げているmicroCMS社だが、ここだけは慎重に進めざるを得なかった。
下手したらインサイダー取引につながるリスクもあるし、破談になる可能性もあった。正直、自分たちでさえ最後までどうなるかわからなかった。
そのため、会社のメンバーにはM&Aの直前に周知することとなり、驚かせてしまった方も多かったと思う。
しかし全員にメリットを感じて欲しかったため、その時点におけるストックオプション金額相当の還元も実施した。
多くの会社がある中で、エイチーム社は近しい文化を持っていると感じ、なおかつ社内で働いている方々の人柄も自社に近しいイメージを持ったことが決め手だった。
あれから半年経った今振り返っても、良い選択をしたと思っている。
microCMSの文化を最大限尊重し、なおかつウェルカムの雰囲気を作ってもらえており、エイチーム社には本当に感謝している。
PMI
異なる文化を持つ2つの企業が統合されるということは、そう簡単なことではない。
メンバーからしたら親から勝手に結婚相手を決められたようなものだ。
最初は反発しつつも、あれ、意外と良いところあるな・・・あれ、好きかも・・・とドラマのような展開にもっていくことがPMIのゴールと言える。
正直、究極的には親同士の目利き次第みたいなところはあると思う。
基本的に無理やり統合しようというのは避け、お互いを尊重し合う形で進めてきた。
「セールスチームの立ち上げ」というところがM&Aの一つの目的だったため、エイチーム社側から4名の出向メンバーに来てもらった。
自分はマーケ部署の責任者として、半年間一緒に立ち上げをやってきたが、すっかり打ち解けることができたと思っている。
microCMSはビジネス領域(マーケ・セールス)が弱かったので、その部分を強力にサポートいただいた。日々、本当に学びの多い半年間だった。
一方で上場企業による高度なガバナンスを満たす必要も出てくるし、決算も株価に影響すると考えると売上へのプレッシャーも当然高まる。
開発によってプロダクトの価値を高めて、マーケティングによって価値を伝えて、セールス・CSによって成功をサポートする。
基本的にはこの形がmicroCMSの成功パターンであり、この回転速度を高めていくことで、売上目標に翻弄されることなく、売上を作っていきたいと思っている。
家庭
続いて家庭関連。
生活
生活レベルはそこまで変わっていない。
外食は多少増えたかな?けど普通にサイゼとか回転寿司とかマックとかめっちゃ行く。
大きな買い物と言えば、奨学金や家のローンを返したり、庭のリフォームをしたくらい?
欲しい物をリストアップしてみたのだが、意外と200-300万もあればすべて満たせてしまうレベルだということに気付いた。
別荘とかも考えたが、そのうち行かなくなってしまいそうなので、それだったら自由に旅行しまくったほうが良いかなという結論に落ち着いた。
生活が楽になるものだったり、今後の人生にプラスになりそうな体験や物に対してお金を使っていきたいと思う。
山形で気球に乗ったりした。(結構怖かった!)
2台目のダイソンを購入したり。(最高!)
庭のリフォームをしたり。(草むしりをしなくてよくなった!)
あと、結構前からクレーンゲームにハマっているのだが、そこにジャブジャブお金を注ぎ込めるようになったのは嬉しい。それでも取れない時はやっぱり悔しい・・・!
フィギュアの橋渡し系はだいぶ上手くなったと思う!
猫
猫を飼い始めた。ロシアンブルーのソラ君。
迎え入れてちょうど2ヶ月くらい経った。ソラがいる生活にもだいぶ慣れてきた。
日々癒されているので、ストレスが軽減されている感じがする。
飼い始めた経緯については次の記事に書いた。
- 猫を飼い始めた|柴田 和祈
- 猫を飼い始めた。実は十数年前から欲しいという話はあった。妻の実家には猫がいたため、妻は結婚当初から「いつか猫を飼いたい」と言っていた。しかし子どもが産まれ、それどころではなくなったため、「いつか」が先延ばしになっていた。
- https://www.mythinkings.net/life-with-cats
父親の他界
まさかの式根島での水難事故。
- 父の言葉|柴田 和祈
- ふと振り返ってみると、実は父からほとんど褒められた記憶がない。別に厳格な父というわけではなく、どちらかというと、父は我関せずで自分の人生を謳歌しているタイプだ。
- https://www.mythinkings.net/fathers-words
気持ち面ではだいぶ落ち着いたが、今でも少し悲しくなる時はある。
あとは相続対応が大変だった。
まず、父のスマホのパスワードを解除するところから。
これについてはスマホ会社に問い合わせても解除してくれないようで、机の中を漁って出てきたパスワードっぽいフレーズをいろいろと試して奇跡的に開けることができた・・・。
銀行・証券・クレジットカード・保険・年金・光熱費・etc...
けっこう大変だった。世の中の皆さん、全員こんな対応しているの・・・?という感じ。
だいたいのことは自分たちでやったのだが、不動産と車の相続だけ複雑そうだったので業者に頼んだ。
全て完了するまで4ヶ月くらいかかった。
おわりに
2024年は本当に書き切れないくらいの出来事があった。特に後半6ヶ月が濃かった。
最近は残りの人生の過ごし方について真面目に考えている。
分からないが、なんとなく定年後の気持ちに近しい感じなのではないかと思う。
来年も良い年にしたい。